「海の素」

*** 海の素 ***

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「海の素」ものかたり -その20-

〜我々のいのちの故郷を訪ねて〜

以前の資料に目を通していたらたまたま1枚のコピーの切れ端が出てきました。
残念ながらもっと読みたいところですが、「海の素」の海のミネラルと人体のミネラルに関係した話なので、部分的ですがご紹介しておきます。


〜〜〜 海では各種の魚貝生物、藻類などが生息しかつ死んで行くのですから、これらの生物と海水中の各種元素も平衡状態をたもっている。
生物が海で発生したのは35億年前ころだといわれる。

その頃よりさらに昔の海水、いわゆる原始海水は、現在の海水とはまったく違って強い塩酸溶液(0.5Mとも0.3M HClとも言われている)であったというから、海水に接触した岩石の炭酸カルシウム(CaCO3)などの炭酸塩岩石はどんどん溶け出して塩酸を中和し、大気に炭酸ガス(CO2)を発散させていたのであろう。

現在の海水の組成に落ち着くまでの間に海水中で劇的な変化、すなわち無機物質の岩石から有機物質(生体)への化学変化と生命の誕生があった。

この劇的変化の際に、海水中の微量元素は極めて重要な化学的役割を演じたと想像される。
生体中の微量元素の役割については後の章であらためて記述するが、微量元素は生命の誕生に伴う化学進化の時期において重要な役割を果たした事は間違いなかろう。

母なる海:
海という言葉は、産みや生みの発音と同じです。
海は古来人類にとって生命の誕生の云々を除いても、母なる存在であったように思われる。
フランス語でも女性名詞(la Meer),ドイツ語でも女性名詞(die See)です。
胎児は母親の羊水に居る事を考え、羊水(少なくとも淡水ではない)を海水と着想して海と母(女性)を関係づけたのかもしれない。

生命の誕生と、海水中の微量元素の関係を説明したことで有名な、江上不二夫説の概要を次に記述してみよう。

生物は生息する環境から元素を摂取するので、どのような生物でも多かれ少なかれ生息環境に存在する化学元素の量に依存する。
江上説でも、この事を前提条件として考察している。

人の体内に含まれる微量元素の量の順は、他の生物体に含まれる量の順とほぼ等しいので、生物の代表として人体中の微量元素の含有量をとりあげ、それらと海水中の微量元素の量を比較すると、表2.9のようになる。(下図)


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存在量の順位|  1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  (11)
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 人  体 |  H  O  C  N  Na  Ca  P  S  K  Cl  (Mg)
 海  水 |  H  O  Na  Cl  Mg  S  K  Ca  C  N
 地球表層 |  O  Si  H  Al  Na  Ca  Fe  Mg  K  Ti
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人体中の微量元素の含有量の順が11位のマグネシウムと7位のリンとを入れ替えると、
10位までの主要元素は人体と海水とで全く一致する。

このことは、生命(生物)の誕生は海であるという説の有力な証拠の一つであるとした。
逆に、地殻に含まれる主要10元素にはケイ素(Si)、アルミニウム(Al)、鉄(Fe)、およびチタン(Ti)の4元素があり、人体および海水の主要元素にはない元素が10元素中約半数を占める。
したがってこのことを考えるならば、生命は地上で誕 〜〜〜


残念ながらここで終わっています。
ただ私たちが、生命を産み出した海のミネラルバランスをそのまま摂りたいという「海の素」のポリシーと、全く一致する考えを述べておられるのでご紹介しました。


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