「海の素」

*** 海の素 ***

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「海の素」ものかたり -その19-

〜ミネラルと酵素〜

人間の体内でミネラルが果たす役割やその制ガン効果について前回はお伝えしました。

ミネラルはタンパク質や炭水化物、脂質といった直接エネルギーを産み出すものではありませんが、自動車を考えるとこれらの三大栄養素はガソリン、それに対するオイルと考えると分かりやすいと思います。
タンパク質は体の筋肉や血液を作る材料となります。
脂肪や炭水化物は新陳代謝や活動のエネルギーになります。
ミネラルやビタミンというもの自身はそれ自体はエネルギーになったり、体を作る材料になったりはしませんが、最も大切な酵素の化学反応を助ける触媒になっているのです。

例えば糖分を燃焼させるためにはカルシウムが必要ですし、骨を形成するためにはカルシウムが必要ですが、カルシウムを取り入れるためにはマグネシウムが必要になります。

このように、タンパク質、脂肪、炭水化物だけをとってもミネラルがなければ体内で有効に働かないのです。
このミネラルと酵素の働きが実は健康に生きる上でとても重要なのです。
酵素は体内で栄養素の化学反応を促す物質です。
酵素がうまく働かないとせっかく体内に摂り入れた栄養素は全く役に立たないばかりか、前号でも触れたように不完全燃焼の富栄養状態が体質を悪化させる原因ともなりえます。

ミネラルは酵素の代謝作用を効率良く働かせるために不可欠なものです。
このミネラルと酵素の働きを考えると酵素とミネラルがバランスよく体内に存在している事が最高の状態といえるでしょう。
ミネラルが体内に入ると酵素の働きによってイオン化されます。
イオン化というのはミネラルの原子や原子団が電気を帯びるということなのですが、こうしてミネラルがイオン化してはじめて酵素の手助けが出来るようになるのです。

最近発酵がひそかな大ブームを呼んでいます。
寺田本家さんや片山さん、丸川味噌、塩麹、ナチュラル・ハーモニーの河名さん、三五八漬の素、他沢山の方々が日本の発酵文化を取り戻そうと活発に活動されていますが、ミネラルと酵素の働きが健康のカギを握っていると私も思っています。
健全な発酵の陰にはちゃんとミネラルの働きがあるのです。
ですから、健康な体を保つためにはミネラル欠乏を起こさないように、日頃から「海の素」を料理やお水、お茶などに使ってその補給には十分に心掛ける必要があります。

ついでにもう一つ触れておくとからだのPHにもミネラルが関与しています。
私たちの体の中には体液がありそれは私たちの体の60%を占めているのですが、この体液の中には色々な物質が溶けています。
そして、その中で最も重要な働きをするのが電解質と呼ばれるもので、電解質は電離作用によって体に溶けているミネラルなどをイオン化します。
その時体液の中に溶けている物質によって、酸とアルカリに分かれるのです。
酸とは電離すると水素イオンをつくる物質で、アルカリは水酸イオンをつくる物質です。
(前号でも酸性体質とは水素プラスイオンと過酸化脂肪、過酸化コレステロールの多い状態をいうとありました)

人体はPH的に言えば弱アルカリ性がベストですが、アルカリ性を保つには水酸イオンをつくる物質を体内に取り入れなければなりません。
それがカルシウムであり、マグネシウムであり、そしてカリウムなどのミネラルということでベストな状態とはPH7.35程度と言われています。
つまり弱アルカリ性の体液を持つことなのですが、基本的には常に弱アルカリに保つようにコントロールされています。
そしてそのコントロールを管理しているのがミネラルの働きです。

ただし、私たちが常日頃食べている食べ物の趣向や(酸性食品の多食・例えば肉食と砂糖)ミネラル不足によっては酸性体質にも片寄ってしまう事もあるのでその辺は十分な注意が必要ですよ!


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